居間・リビングをリフォームする目安になる時期とポイント

居間・リビングをリフォームする時期としては、15年から20年が目安になっています。
室内ドアの建てつけ不良、床のキズなどに関しては逐次のメンテナンスが必要です。

リフォームを成功させるポイントは、昔の家ですと台所や食堂は居間と一線を画して奥まった場所に配置されていましたが、現在は広々とした空間でくつろぎたいという需要の高まりや動線のスムーズさもあって、キッチンやダイニングと間仕切りされた部屋をつなげてLDKとして利用するためのリフォームが多くなっています。
仕切られた空間を広げるにあたり、壁の撤去や柱などの構造にかかわる工事が必要とされる場合には、事前に十分な調査とプランニングをすることがポイントになります。

そして、リビングをキッチンやダイニングと一体化する場合には換気をしっかり考え、また消臭機能のある内装材を選ぶなどといったように、家族がゆったりくつろぐというリビングの役割を損なわないための配慮も大切です。
小さな子どもやペットがいる家庭には、汚れや傷に強い壁材や床材などがおすすめです。

無垢材や珪藻土などといったように、身体へやさしい自然素材を使ったリフォームが子育て世代には人気です。
料理や食事をする場所とつながっているところですから換気や防臭など、リビングで快適に過ごすことのできる配慮も必要とされます。

広々とした空間となるリビングでは空間の冷暖房効率も考えて窓を断熱性の高いものに交換する、空気を汚さず快適な床暖房を採用するなど、温度管理が快適さのポイントにもなります。
さらに最近ではリビングをリフォームしてリビングシアターにする、好きな音楽に耳を傾ける場所にする、ホームパーティをするといったケースもあります。

リビングを家にいる大半で家族と過ごす場所として重視し、さまざまな用途を考えたリフォームをする人が増えています。
その際には広々とした空間の大部分を占める床や壁、天井の色や素材が空間の印象を決める大きな要因にもなりますので、インテリアコーディネーターなどに相談をすることも良い選択になります。